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映画・ドラマ俳優佐藤浩市がビビるほどの大物サスペンス作家、横山秀夫の半落ちならぬ怖さとは。 [芸能人の仕事]

個人的に久しぶりに名前をきく俳優、佐藤浩市さん。
彼がこのたび、横山秀夫さん原作の小説、64映画化に主演するとのことで、
かなりビビっているようです。

ベテランでもビビるというのはどういうことなのか。
昔はナイフをべろーんと喜劇っぽくやっていたところもありましたが、
彼が震えながらも挑戦する横山秀夫さんの作品について、
生い立ちに軽く触れながら、彼の持つ怖さについて語ります。



おはようございます。
俳優の佐藤浩市さんが横山秀夫さん原作の警察小説、64に出ることになりました。
64は前編後編となっており、少女誘拐殺人事件が昭和64年に発生し、
その事件が現代になって再びんぞるようによみがえるというものです。

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しかも警察内部での対立が見所であり、
いくら「正義」の存在とはいえ、その内側は泥沼だらけだった。
ということが嫌でも感じてしまう内容となっています。


その中で佐藤さんはこう述べております。
大変な仕事になるという覚悟を決めなければできない。

ということで、映画主演はそのくらいの気持ちでやってもらわないと大変ですが、
ここで注目したいのは横山秀夫さんの怖さです。リアリティ重視なので、
横山さんの世界に引き込まれるとのこと。

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特に64は警察内部で起きる組織同士の対立。
アマゾンレビューなどを見ると、対立する考え方どちらにも納得できるものがあり、
読んだ後もいろいろ考えさせられるとのことです。

私としてはな目だけなら64よりは半落ちなのですが、
半落ちはとある犯罪者が自首して、一部自供、残りは黙秘ということで
なぜ黙秘しているのかを探っていくドラマです。
犯人側の視点から見ても、アルツハイマー病を抱えている人が身近にいたら、
共感できてしまうかもしれない内容です。

で、これらを通して人間の内側をじっくり描いていくのが彼の特徴です。
人の内側というのはそれだけ、嫌な体験や理不尽なことを体験しないと、
体で納得して描くことができません。
そこでその体験をどこで下のかを探るために、生い立ちに軽く触れていきたいと思います。


横山さんは12年間新聞記者として活動した後、作家として活躍。
色々バイトを体験しながらも、半落ちで直木賞候補となったのですが、
ここはやっぱり厳しい審査員、北方謙三さんが小説の中にある設定について
その専門機関に尋ねたところ「現実にそんなものはない」とのことで、
リアリティが欠けるということで、直木賞を逃しました。
ということで、新聞記者上がりの小説家です。

ついでに佐藤浩市さんの出身なども軽く触れていくと、
彼は三國連太郎さんの息子で、芸術大にいたときからNHKデビューを果たし、
三國連太郎さんと共演するときは父親と子供でなく、赤の他人として接していたとのこと。
また、舞台はやっておらず、映像作品にのみこだわっているとのことです。
バツイチで、競馬やゴルフといったギャンブルが大好きなようです。


で、ここらからわかることとして、ギャンブルはやはり勘を養います。
勘は演技と組み合わせると、人間の本質、人間の本性をとことんまで見てあてていく。
その上で横山さんの記者上がりの小説を通して、横山さん自身は記者として
時には辛いことも記事にしていった。

そういった人の中身を見る辛い体験がある程度の怖さ、リアリティを出しているのだと思います。
新聞記者ですが、最近の新聞記者はロクに裏もとらない。
また、時々何を書いているかわからない悪文となっている。
ということで批判ばかりいきますが、横山さんには一度でいいからぜひ、
新聞記者側の裏でも探った小説を描いてもらいたいものです。





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